- ≪スペインでのコーヒー風景≫
今回訪れたスペインの何処の街でもがそうなのですが、想像以上にコーヒーを飲ませるBARやCafeレストランを見ることが出来ました。 バルセロナでは、スターバックスも見かけました。
コーヒーの消費量としては日本の半分以下ですが、一人当たりの飲む量としては年間321杯の日本よりもちょうど100杯多い421杯がスペインの人達が飲む統計量になっています。 実際には日本の消費数量には缶コーヒーが含まれておりますから、レギュラー珈琲に限って比べた場合はもっと差が出るでしょう。
- ≪シエスタと言う習慣≫
スペインの勤め人は、朝は家や出勤途中のBAR(バール)で簡単にコーヒーを飲んで、8−9時頃に会社へ出勤します。多少、遅刻するのは全然気にしないそうです。^^ そして10時過ぎに休憩に入り、また会社の近くのBARへ行ってサンドイッチのような軽食を取ります。

10時の休憩にカフェへ |

店内は賑わってます |

店内風景 |
そして14時まで仕事して、昼食タイムです。 この昼食は、お弁当を持っていったり食堂やレストランでは取りません。 自分の家に帰って、学校から戻ってきた子供たちなどと一緒に家族全員が揃ってしっかり食べます。その後16時までの2時間!が休憩時間となります。 スペインではこの習慣を≪シエスタ≫と呼びま〜す♪
いいですよねぇ。。羨ましいですよね。。
- ≪スペインのBAR≫
スペインのBARは、イタリアのそれとは違って完全に2毛作です。
上の写真のように午前中から昼過ぎまではカフェとして軽食と飲み物を提供しますが、夕方からは気軽な一杯飲み屋に替わりします。 カウンターには、日本のすし屋のネタケースようなモノが作られており、その中に1皿1ユーロくらいの料理が多種に小皿で並べられております。 料理には爪楊枝が刺さっていて、食べた後は床に投げ捨てます。 当然ながら床には投げ捨てられた楊枝やティッシュがゴミになって散らかってますが、店の店員は営業中にそれらの掃除をしません。 ですから一見の客は、床の汚れ具合を見て、その店が旨いものを食べさせる繁盛店かどうかを判断知るそうです。(笑)
- ≪南スペインの街ロンダでのカフェ≫
今までの欧州旅行では、ツアーを選ぶポイントとしてその国の主要都市で半日フリータイムの有り無しを重要視してました。
その自由時間に訪れた都市のカフェを巡って、その国のカフェ事情を探ったりしてきたのですが、今回のスペイン旅行でフリータイムがあるのは最終日のマドリードだけなので、その他の街でのカフェ視察に苦戦!
作戦としては、日没が遅いですからホテルに着いた夜に出かけるって手があるのですが、なにせ夜に弱い私ですから、目にマッチ棒を挟んでも瞼が閉じてしまうのを我慢することが出来ずに、太陽が隠れる夜10時には、いとも簡単に寝入ってしまうんですね。
そこでもう一つの作戦として、観光ポイントでお土産を買うためのフリータイムとして30分から1時間を時々もらえるんですが、その時間を利用して、めぼしい店でコーヒーを一杯♪と考えてたんですが、なかなか地方都市ですと美味しそうなカフェはありません。
唯一見つけたのが、スペインの地中海に面したリゾート地区から少し内陸に入った≪ロンダ≫という町。1785年に作られた歴史的に古い闘牛場がある小さな町で見つけた≪ATRIVM≫というCAFE。古めかしいその町には少し相応しくないほど、店内はお洒落な感じで、私にはピン♪と感じられるものがあったんです。 その時の飲んだカプチーノ(1.8ユーロ)が下の写真。

カプチーノ(1.8ユーロ) |

カフェ「ATRIVM」店内 |

日本人客 |
このカプチーノはとても美味しかったです♪ ちなみにナチュラルコーヒー&デカフェコーヒーが1.3ユーロでした。
- ≪マドリードで訪れた老舗カフェ≫
旅行最後に訪れたマドリッドでは、やっと半日フリーの時間が得られまして、早朝にホテル近くの大きなレティロ公園をジョギングして朝食をとった後、3時間ほどぐるぐると市内を歩き回り、2つの老舗のカフェを訪ねました。
- その1店舗が≪カフェ・ヒホン≫
このお店は創業1888年で、ヘミングウェイやその他多くの文化人が通っていたと言われています。
場所はレティロ公園の北西角にある独立広場「アルカラ門」から西へシベーレス広場まで進みレコレスト通りを北上して3分ほどのところです。 店内はさすがにレトロな雰囲気で、大理石のテーブルとクラシックな木製のイスが歴史を感じさせてくれます。右端の写真に見られるように黒大理石のテーブルには、白い大理石が嵌め込まれていて店名が更に黒字で掘り込まれています。 店内は、男性の年老いた給仕がコーヒーを運んできてくれます。 エスプレッソは1.8ユーロで美味でした。
- 2店舗目が≪カフェ・コメルシアル≫
こちらも創業はほとんど同じ1887年と歴史を感じさせるカフェでした。 場所はカフェ・ヒホンを北へ歩き、コロン広場まできたら左折してジェノバ通りからサガスタ通りへ進み15分ほどだったでしょうか。 店の入り口は至ってシンプルですが、店内は太い大理石の柱が立ち並び、全体的にも重厚な、そして少しだけ教会内部を連想させるような造りでした。 客席数もかなり有り、100人ほどは座れそうでした。
- ここでも私が飲んだのはエスプレッソ。 写真は妻が注文したカプチーノでしたが、中欧のカフェと同じようにガラスのグラスに入って出てきました。
確かこの度当時、スペインは一度王家が途絶えて、オーストリアとハンガリーを治めたハプスブルグ家から王様を迎え入れていますので、その流れがあってウィーンのような雰囲気のカフェになってるのかもしれません。、

Cafe Comercial入り口 |

大理石造りの店内 |

ギャルソン |

ガラスの器のカプチーノ |
両店ともスペインの他の店では見られない男性のギャルソン(写真)が、注文したコーヒーを運んできてくれます。 勿論、帰りには彼にチップとして多少の小銭をテーブルに置いて帰ります。老舗のコーヒーは、さすがの味でした。
そして、スペインは欧州でも端っこの国ですから、ローマやパリ、ウィーンのように政治文化の中心では在りえないので、そのような都市に比べても老舗カフェが2店舗も残って存続してることにビックリさせられました。